こんにちは、りのです!
この記事では母乳育児をおすすめしないデメリットを12の項目に分けて解説しています。
この記事でわかること
- 母乳育児をおすすめしない12のデメリット
- デメリットに直面した時の対処方法
この記事を読むと「母乳育児の大変さ」について知ることができます。
その理由は、わたし自身2人の母乳育児の経験があるからです。
一般的には「母乳育児は楽だよ~」言われていますが、反面デメリットも多いんですよね。
自分の時間を犠牲にしたり、分娩よりも母乳育児のほうが「痛くてつらい」と嘆くママさんが多いのも事実です。
とはいえ、前もって大変さを知っておくことで気持ちに余裕ができますし、その対処法さえわかっていれば母乳育児は全然辛くないんですよ!
この記事を読み終えると、あなたは母乳育児のしんどさを乗り越えることができるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
この記事の内容
母乳育児はデメリットが多い【その理由】とは
母乳育児はおどろくほどデメリットが多いのでおすすめしません。
なぜなら、あなた自身犠牲にするものがたくさんあるからです。
どんな内容かというと以下のとおりです。
母乳育児のデメリット
- 乳首が傷つく
- 洋服が限られる
- お酒が飲めない
- おっぱいが垂れる
- 乳腺炎になりやすい
- 母乳の量がわからない
- 母乳不足になることも
- 軌道に乗るまでが大変
- 添い乳をしないと寝ない
- 夜中に起きる頻度が多い
- 疲労と睡眠時間が負担になる
- 他の人に預けられない(ストレス)
とびっくりしますよね!
母乳育児はデメリットが多いですが、これらを乗り越える方法もあります。
その対処法さえ分かっていれば、あなたも母乳育児するのに楽な精神状態でいられるので、デメリットと一緒に解決方法も学んでいきましょう!
1)母乳育児デメリット:乳首が傷つく
まだ生まれてすぐの赤ちゃんはうまく吸いつけないので、乳首が傷つきやすいです。
なぜなら、乳首をひっぱられるからです。
これを回避するには正しい授乳方法を知る必要があり、知らないと乳首に傷がついて3つのトラブルに悩まされるんですね。
3つのおっぱいトラブル
- 水泡・血豆
- 乳頭亀裂
- 白斑
白斑とは、いわゆる水膨れの症状で、乳首が裂ける手前の状態をいいます。
乳頭亀裂(にゅうとうきれつ)とは、乳頭にひびがはいったり、皮が破ける症状のことです。
白斑(はくはん)とは、乳頭に白い点が表れて、母乳が出てこなくなります。触ると激痛が走ります。
悪化すると乳腺炎といった高熱を引き起こす恐れがあるので、このトラブルが起きた時には注意が必要になるんですね。
乳首が傷ついたときの対処方法
では乳首が傷つかないようにどうすればいいのかというと、先ほど言った正しい授乳をすることです。
対処方法
赤ちゃんの口と乳首を平行に保って吸わせることです。
乳首の傷を少しでも回避したいのなら、正しい授乳方法を行いましょう。
2)母乳育児デメリット:洋服が限られる
母乳育児をしていると、胸を出しやすい服装しかできないので洋服が限られます。
上半身がピッタリした洋服は着られませんし、可愛いと思ったワンピースなども諦めないといけない…。
つまり、母乳を卒業するまではおしゃれができないといったデメリットがあるんですね。
洋服に悩んだときの対処方法
では、母乳育児で「可愛い洋服を着たい」と悩んだときはどうすればいいのかというと、スウィートマミーの公式サイトをのぞいてみましょう!
最近の授乳服は普通の洋服となんら変わりなく、デザインが可愛い物がおおいんですよ!
私は1人目妊娠中にスウィートマミーの洋服を購入し、可愛すぎて約4年もヘビロテしていました(笑)
この授乳服の特徴は以下のとおりです。
- 授乳がしやすい
- 授乳服に見えない
- 生地がよくのびる
- 窮屈に感じない
- デザインがとにかく可愛い
- 数年使ってもへたれない
他の授乳服も購入経験がありますが、デザイン性と着心地はスウィートマミーの授乳服がダントツによかったですね!
対処方法
スウィートマミーはおしゃれな授乳服が勢ぞろいしているので、是非チェックしてみてください。
3)母乳育児デメリット:お酒が飲めない
母乳育児をしているとお酒が飲めません。
なぜなら、赤ちゃんの低体重や障害(発達・精神発達・知的)、小頭症といった悪い影響を及ぼすからです。
もしあなたがお酒好きならお酒が飲めない状況はかなりきついと思います。
どうしてもお酒が飲みたいときの対処方法
では、母乳育児の最中にお酒を飲みたくなったらどうすればいいのかというと、
- お酒を飲んだ日は断乳する
- ミルクに切り替える
お酒をのんだ2日間は断乳しましょう。
その間搾乳することを忘れないようにしてくださいね!じゃないと母乳が出なくなります。
とはいえ、1歳の誕生日を迎えるまでに卒乳する人が多いので、できれば赤ちゃんの為にも最低1年は我慢しておきましょう。
対処方法
どうしても飲みたかったら、飲んだ直後から2.3日断乳しましょう。
4)母乳育児デメリット:おっぱいが垂れる
母乳育児をしていると悲しいくらいおっぱいが垂れます。
原因は、授乳によってクーパー靭帯が切れてしまったからです。
クーパー靭帯とは?
クーパー靭帯は、大胸筋と乳腺の間に位置し、胸を支えて形を保つ重要な役割を果たしています。一度切れると二度と戻らないと言われており、まさに胸の命綱です。
おっぱいの垂れを回避する対処方法
おっぱいの垂れを回避するには、
- 授乳中の姿勢に気を付ける
- 正しいサイズの下着をつける
- 胸の筋トレをする
- ナイトブラをつける
この4つを意識すると、胸が垂れるといった悲惨な状態にはなりません。
5)母乳育児デメリット:乳腺炎になりやすい
母乳育児をしているとおっぱいトラブルはつきもので、その中でも辛いのが「乳腺炎」です。
その理由は、高熱が続き母乳育児どころではなくなるからです。
乳腺炎とは、母乳の通り道である乳腺に菌が感染して起こる乳房の炎症のことです。
乳房がパンパンに張って痛くなり、38度以上の高熱が続き、母乳育児を続けることが出来なくなります。
乳腺炎にならない対処方法
対処法としては、
- 白斑を取り除く
- 乳房を冷やす
- 母乳外来へ行く
上のふたつについては症状が軽ければ問題ありませんが、それでもよくならない場合は母乳外来へ行きましょう。
その際にしてもらうおっぱいマッサージは激痛なのですが、プロがマッサージしてくれるので痛さから解放されますよ!
とはいえ、症状が悪化すると入院するケースもあるので、おっぱいが詰まったと感じたらすぐに母乳外来へ相談しましょう。
対処方法
乳腺炎が悪化する前に母乳外来へ相談しましょう。
6)母乳育児デメリット:母乳の量がわからない
母乳育児をしているとどれくらいの量が出ているのかわからなくなります。
なぜならミルクと違ってどれくらい飲んでいるのか確認できないからです。
母乳は赤ちゃんに吸われるたびに作られるので、体力や吸い付きによって出る量がかわります。
母乳の量を把握する対処方法
ではどのように調べるのかというと、ベビースケール(赤ちゃん専用の体重計)を使うんですね!
ママが赤ちゃんを抱っこしながら体重計に乗る方法もあるのですが、一般的な体重計は100グラム~1キロ単位のものしかないので詳細が分かりません。
しかし、ベビースケールは数グラム単位で母乳の量がわかるのです。
ちなみに我が家が使っていたベビースケールは5グラム単位でわかるので、新生児から使えて大変便利でした!
1g単位でわかるものもありますが、1万円前後と高額なので無理して買う必要はありませんよ!
ベビースケールは区役所や大きな授乳室などに置いているので、購入する前に近くで使える場所があるのか調べてみてください。
対処方法
母乳の量はベビースケールで調べるとすぐに解決します。
7)母乳育児デメリット:母乳不足になることも
母乳育児を続けているとおっぱいの量が不足することがあります。
なぜなら、母乳の量はママのストレス状態に関係があるからです。
母乳はママの血液で作られているので、過度のストレスがかかると血行が悪くなります。
血行が悪いという事は、母乳が作られにくくなるので「母乳不足になる」と言われているんですね!
他にも「オキシトシン」という母乳の分泌物がストレスの影響によって出が悪くなる恐れもあります。
オキシトシンとは?
子宮収縮ホルモン。ピトシンとも。脳下垂体後葉ホルモンの一種で,子宮平滑筋を収縮させ,また乳腺の筋繊維を収縮させて乳汁の分泌を促す作用をもつ。
母乳不足を回避するための対処方法
ではどうするのかというと、リフレッシュやリラックスをすることです。
パパに少し見てもらうことが可能であれば、1~2時間1人で外出しましょう!
読書するのもよし、趣味に没頭するのもよし、好きな物を食べたり飲んだりリラックスするように過ごしてください。
ただ、食べ物に関しては母乳の質に影響があるので注意が必要です!
また、リラックス効果が高いベルタルイボスティーを飲むのも1つの手ですね!
ベルタルイボスティーは、母乳の出をよくするタンポポ茶と同じように作られているので、母乳の出に不安がある方にも良いといわれています。
対処方法
母乳不足を回避するにはリフレッシュをしたり、リラックス効果が高まる行動を心がけましょう。
8)母乳育児デメリット:軌道に乗るまでが大変
母乳育児で1番しんどいのが「軌道に乗るまでのあいだ」と言われています。
なぜなら、赤ちゃんに吸ってもらわないと母乳が作られないからです。
赤ちゃんがまだ小さい間はおっぱいを吸うチカラが弱いので、たくさんの母乳が作られないのです。
軌道に乗せるための対処方法
では、どうすれば軌道に乗せられるようになるのかというと、あきらめずに授乳し続けることです。
母乳育児をあきらめやすい時期というのが存在していて、それが生後3ヶ月くらいと言われています。
なぜなら、育児の疲労ピークがそのあたりに来るからです。
とはいえ、ここで諦めると母乳の出がストップしてしまうので、あきらめずに授乳し続けることが大切になります。
対処方法
軌道に乗せるにはあきらめずに授乳し続けることが一番大切です。
9)母乳育児デメリット:添い乳をしないと寝ない
母乳育児をしていると、添い乳をしなければ寝ないといったお子さんが多くいます。
なぜなら、おっぱいに依存しているからです。
ずっと授乳をしているとおっぱいが大好きになってくるので、ちょっと泣いただけですぐにくれるものだと学習するんです。
それでおっぱいから離れず、ミルクで育てた子よりも卒乳が大変になる傾向があるんですね。
添い乳で寝ないときの対処方法
ではどうすればおっぱい依存から離れさせるのかというと、卒乳までの計画をたてることです。
いつからやめるのか具体的に紙に書いて、計画を立てることによって順調に卒乳させることができます!
対処方法
添い乳の関係でおっぱいに依存していても、卒乳までの計画を作れば問題ありません。
10)母乳育児デメリット:夜中に起きる頻度が多い
母乳育児をしていると、夜中に起きる頻度が多くなります。
なぜなら、ミルクほどたくさんの量を作ることができないからです。
ミルクは自分で分量を決められるので、子供に合わせて飲ますことができますよね!
しかし母乳は赤ちゃんが吸う事で作られるため、1回の量がかなり少なくなるんです。
それでお腹が空いて、夜中に起きる頻度が多くなるんですね!
夜中に起きる頻度が多いときの対処方法
では、どうすれば夜中にきちんと寝てくれるのかというと、母乳をたくさん冷凍して与えることです。
母乳を絞る搾乳器というものがあるので、それで絞って母乳を入れる専用の袋に入れて冷凍保存します。
それを夜中や寝る前に気持ち多めに飲ませてあげると朝までぐっすり寝てくれますよ!
対処方法
夜中に起きる頻度が多い時は、搾乳した母乳を追加で与えましょう。
11)母乳育児デメリット:疲労と睡眠時間が負担
母乳育児はミルクで育てるよりも、疲労感があり睡眠時間もとれないのでかなり負担がかかります。
その理由は、赤ちゃんのそばから離れられないからです。
お腹が空いたらすぐに授乳となるため、ずっとそばに居続けなければいけませんし、睡眠時間も確保できません。
そのため、日が経つにつれ精神的にも肉体的にも負担になってくるんですね。
これがきっかけで産後うつになるママもいるくらいです。
疲労と睡眠時間が負担にならない対処方法
では、どうすれば疲労感や睡眠時間の負担にならないかというと、どんなことでも手を抜くことです。
- 家事に手を抜く
- 掃除に手を抜く
- 食事に手を抜く
産後すぐから家事や育児をこなしていると、いずれはあなたの体が限界に来ます。
あなたが倒れてしまうと余計に家の中が機能しなくなるので、母乳育児がしんどい時は手を抜いて、代わりに睡眠時間を増やしていきましょう!
対処方法
母乳育児がしんどい時は、手を抜いて自分の睡眠時間を確保しましょう。
12)母乳育児デメリット:他の人に預けられない(ストレス)
母乳育児は他の人に預けられません。
なぜなら、哺乳瓶を嫌がる可能性があるからです。
母乳に慣れている子というのは、哺乳瓶の乳首を嫌がってくわえてくれなかったりするんですね。
なので冷凍した母乳を哺乳瓶にうつしたとしても拒絶して飲まないことがあるので、他の人に預けられないんですね。
他の人に預けられないときの対処方法
では、他の人に預けられないときはどうすればいいのかというと、一緒に連れて行くか、そのイベントを先送りすることです。
あなたのおっぱいしか受け付けないのであれば、だれにも預けることができません。
家で見てもらうのも一つの手ですが、あなたの乳首しか受け付けない中で無理に哺乳瓶で与えると何かの事故につながる可能性も否定できないんですね。
なので、お子さんを一緒に連れて行く、もしくはそのイベントを先送りするしか方法がないということです。
対処方法
他の人に預けられないときは、一緒に連れていくか、イベントを先送りしましょう。
長くなりましたが、以上が母乳育児のデメリットとその対処方法でした!
母乳育児はデメリットが多いけど貴重な時間
今回は母乳育児のデメリットについて詳しく解説しました。
内容を振り返ると以下のとおりです。
デメリット | 対処方法 | |
1 | 乳首が傷つく | 正しい授乳をする |
2 | 洋服が限られる | スウィートマミーをみる |
3 | お酒が飲めない | 数日断乳・ミルクへ |
4 | おっぱい垂れる | 4つの回避方法を試す |
5 | 乳腺炎になりやすい | 3つの対処方法を試す |
6 | 母乳の量わからない | ベビースケールで調べる |
7 | 母乳不足になる | リフレッシュやリラックス |
8 | 軌道に乗るまで大変 | 授乳し続けること |
9 | 添い乳が大変 | 卒乳までの計画を立てる |
10 | 夜中に起きる | 冷凍母乳を追加する |
11 | 疲労と睡眠負担 | 手を抜くこと |
12 | 預けられない | 連れていくか先送りする |
母乳育児はデメリットが多くママの負担が多く大変です。
しかし、デメリットを受け止めてあげることでしっかり対処することができるので精神的にも楽になるはずです。
母乳育児ができるのは、たった数年です。もしくは数ヶ月で終わるかもしれません。
子供が大きくなったらすごく懐かしく感じますし、私としては今となってはいい思い出になっているんですよ♪
赤ちゃんを産まないと経験できないので、大切な思い出のひとつにしてもらえたらとおもいます。